それでは、2番目の
条例についての
質疑に入ります。
議案第19号
笠間市
医療福祉費支給に関する
条例の一部を改正する
条例について、第1回目の
質問をいたします。
この
条例は、第1に、
マル福の
受給資格を持つ人に、全
受給者区分の
所得制限を撤廃して、支援を拡充することが示されております。第2には、
入院の際の
自己負担金、
入院時の
食事療養費に対する
助成を廃止する、この二つの内容からなりますが、第2の
入院外来の際の
自己負担金及び
入院時の
食事療養費に対する
助成を廃止する、この件に関する
質問をいたします。
一つ、
入院外来の
自己負担金の
助成とはどのような
助成でしょうか、簡潔に中身を御説明ください。
2番目、
入院時の
食事療養費の
助成はどのようなものですか、概要を要点で説明をお願いします。
3番目、
入院外来の
自己負担金の
助成の実績を2018年から2022年、
令和4年度、2023年度は
見込みをそれぞれ件数、費用でお知らせください。
4番目、
入院時の
食事療養費に対する
助成の実績を同じく2018年、
令和元年から2022年、
令和4年、2023年度は
見込みをそれぞれ件数、費用をお示しをいただきたいと。
5番、
入院外来の
自己負担金の
助成制度はどのような目的でできた制度でしょうか。
それから、6番、
入院時の
食事療養費に対する
助成はどのような目的でできた制度でしょうか、簡潔にお願いします。
7番、
入院外来の
自己負担金の
助成制度、
入院時の
食事療養費に対する
助成制度はどのような役割を果たしてきたんでしょうか、お願いします。
最後に8番目、
入院外来の
自己負担金の
助成制度、
入院時の
食事療養費に対する
助成制度を廃止する理由は何でしょうか。
以上、1回目の
質問、どうぞよろしくお願いいたします。
○
議長(
大関久義君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 14番
石井議員の御
質問にお答えいたします。
まず、①の
入院外来の
自己負担金の
助成はどのようなものかとの御
質問でございますが、医療機関受診の際に支払った
入院外来の
自己負担金を償還払いにより
助成しているものでございます。内容につきましては、小学生までの小児、妊産婦、独り親家庭に対し、1医療機関ごとに、
入院では1日300円、月10日3,000円までを限度に、外来では1日600円、月2日1,200円までを限度とした
自己負担金に対し、
助成をしております。
2番目の
入院時の
食事療養費の
助成はどのようなものかとの御
質問でございますが、
入院した際に支払った
食事療養費を償還払いにより
助成をしているものでございます。内容といたしましては、小学生までの小児、妊産婦に対しては全額
助成、独り親家庭、重度心身障害者に対しましては半額を
助成しております。
3番の
入院外来の
自己負担金の
助成の実績と2023年度の
見込みについて、それぞれの件数、費用との御
質問でございますが、
自己負担金助成事業の医療扶助費を
自己負担金と
食事療養費、それぞれの件数、費用に分けて集計してございますのが
令和2年度と
令和3年度ございますので、その実績でお答えをさせていただきます。
入院外来の
自己負担金の
助成について、
令和2年度の実績は、延べ件数が2万3,314件で年間総額は3,962万4,509円でございます。
令和3年度の実績は、延べ件数が3万1,057件で年間総額は4,176万189円でございます。
令和4年度につきましては
自己負担金のみの件数、費用と別にお答えすることはできませんが、
食事療養費を含めた医療扶助費で見ますと前年度比353万円の増額を見込んでおります。同様に、
令和5年度につきましては6月診療分までの6か月分の
助成とはなりますが、前年度の6か月分と比較し229万円の増額を見込んでおります。
4番目の
入院時の
食事療養費に対する
助成の実績と2023年度の
見込みについてのそれぞれの件数、費用との御
質問でございますが、
入院時の
食事療養費に対する
助成につきましては、
令和2年度の実績は、申請件数が504件で年間総額は851万15円、
令和3年度の実績は、申請件数が478件で年間総額は763万9,975円でございます。
令和4年度及び
令和5年度の
見込みでございますが、これまでも大きな増減が見られなかったことから、同様の程度になるかと思われます。
5番目の
入院外来の
自己負担金の
助成制度の目的についての御
質問でございますが、昭和48年4月に茨城県において、乳児、重度心身障害者を対象に医療費無償化施策として創設された
マル福制度でございますが、その後、度重なる制度の内容の改正がございました。
入院外来の
自己負担金の
助成制度につきましては、県制度において平成10年11月から外来の
自己負担金が導入され、平成17年11月からは外来の
自己負担金が増額されるとともに、
入院の
自己負担金が導入されることに伴いまして、経済的負担の軽減を目的に、合併前の旧3市町が足並みをそろえる形で平成17年11月から導入されたものでございます。
6番目の
入院時の
食事療養費に対する
助成制度の目的についての御
質問ですが、
入院時の
食事療養費につきましても、県制度において平成17年11月から
助成の対象外となることに伴い、経済的負担の軽減を目的に、合併前の旧3市町が足並みをそろえる形で平成17年11月から導入したものでございます。
7番の
入院外来の
自己負担金の
助成制度、
入院時の
食事療養費に対する
助成制度の役割、どのような役割を果たしたかとの御
質問でございますが、
入院外来の
自己負担金及び
入院時の
食事療養費の
助成は、経済的負担の軽減につながったものと考えております。
8番目の
入院外来の
自己負担金の
助成制度、
入院時の
食事療養費に対する
助成制度を廃止する理由についての御
質問でございますが、医療費につきましては医療保険制度があり、さらに
マル福制度の中で、
自己負担金を除く一部負担金を市と県が2分の1ずつ公費負担するという軽減措置がなされております。今回の改正に当たりましては、広く等しい支援を継続的に
実施していくという観点から、全
受給者区分の
所得制限の撤廃とともに、
令和5年度の重点施策である、
笠間まるごと子育て都市宣言プロジェクトの中で、市全体の子育て支援策を検討し、判断したものでございます。
入院時の
食事療養費につきましては、医療費とは別に、食事に関して家庭でも要している程度の額を徴収することで、一般の方で1食当たり460円となっておりますが、非課税世帯の方については210円、さらに低所得者に該当する方は160円が100円と、医療保険制度において軽減が図られております。また、
入院患者と在宅療養者との公平を図る観点からも、廃止する判断とさせていただきました。以上でございます。
○
議長(
大関久義君) 14番
石井 栄君。
◆14番(
石井栄君) それでは、2回目の
質問をさせていただきます。
今、説明がありましたように、
自己負担金や食事療養
助成件数というのは、
令和2年、
令和3年、相当数の延べ件数ですよね。これは利用されている方がいまして、そしてその効果としまして、
質問に対して執行部のほうから、経済的負担の軽減に役立ったと、そのように説明があったと理解をいたしております。
それで、昨今の経済的状況の中から考えますと、その廃止する理由については、それなりの理由なのかなというふうにも思うんですけれども、また別な点から見てみますと、
市長は施政方針で、市においても最大の課題となる少子化対策を
令和5年度の重点施策に位置づけ、妊娠、出産から高校卒業まで切れ目のない支援、質の向上など、あらゆる分野から施策の強化、充実を図ってまいりますと熱く述べられたのを記憶しております。
今回提案された
医療福祉費支給制度
マル福における市単独事業の改正については、今まであった
所得制限は全
受給者区分で撤廃され、施策の向上に確実に貢献すると思います。しかし同時に、今まであった小学生までの小児、妊産婦、独り親家庭で
自己負担金、
食事療養費への
助成が廃止され、重度心身障害者では
食事療養費への
助成が廃止になります。
この
条例案には、
市長の施政方針にそぐわない部分、あるいは逆行する部分も含まれているのではないかとの疑問を持ちました。市方針との整合性はどのように取れているとお考えでしょうか。よろしくお願いします。
○
議長(
大関久義君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 医療費につきましては、先ほども御説明申し上げたとおり、医療保険制度と
マル福制度において軽減が図られていること、そして市といたしましても、
マル福制度の中で患者負担金について公費負担もしております。そして、県
マル福制度対象外の中高生の外来の一部負担金についても市単独
助成をしており、これにつきましては継続してまいります。
自己負担の
助成の廃止はされますけれども、市全体の子育て施策の新たな創設も図られましたことから、御理解を得られるかと思います。以上でございます。
○
議長(
大関久義君) 14番
石井 栄君。
◆14番(
石井栄君) では、最後の
質問、3回目の
質問になります。
笠間市は、
市長の施政方針にもあるとおり、以前からも子育て支援に力を入れてきているということは、私も存じ上げておりますけれども、この部分に関してみれば、施政方針のお話の中で、最大の課題となる少子化対策をという中で、妊娠、出産から高校卒業までの切れ目ない支援というふうにおっしゃっておりまして、今回、これが改定されることになるのは、小学生までの小児、中学生、高校生のこの生徒については、
自己負担金は今までどおり、それから
食事療養費は今までどおりないので変化はありませんけれども、妊産婦の
自己負担金、それから
食事療養費がなくなる、それから独り親家庭の
自己負担金、それから
食事療養費に対する
助成制度がなくなる、そして重度心身障害者の
食事療養費に対する
助成がなくなるというのは、これはまさに市が進めようとしている、妊娠、出産から高校卒業までの切れ目のない支援に当たるんではないかというふうに考えます。
そして、市長が述べられた施政方針と
市長名で出された
条例案、この二つは、今述べた点で矛盾するんではないかというふうに考えます。矛盾する二つのことが示される場合には、どちらかを修正されるか撤回されることになるのではないかと思われます。
その際、
条例案のバツ印ですね、
自己負担金、それから
食事療養費のバツ印を全部
助成、丸印に替えることにより、合理的な修正となるのではないかと考えますが、この件についての御答弁をお願いをいたします。
○
議長(
大関久義君) 山口伸樹市長。
◎
市長(山口伸樹君)私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。
私は、
石井議員、出産から、出産前から高校卒業まで、全体の少子化対策、子育て支援を充実するということで、今回の新年度予算でかなり充実した今までにない予算措置をして、全体をレベルアップするというようなことを議会にお示しをさせていただきました。
石井議員は、点を捉えて全体を見ていなくて、点を捉えて言っているんだと思います、私の取り方としては。一つのことの点を捉えて、あたかも少子化対策が
笠間市が後退しているような、そういうことにしか私は聞こえません。これだけの充実策は、多分ですよ、決して自慢するわけでも何でもないですよ。他の自治体に引けを取らない私は少子化対策を議会の皆さんにお示しをさせてもらったと、そのように考えております。
全体を上げる上で、部分的に多少この食事の支援を後退させたのは事実でございますが、全体を見て、考えて捉えてもらいたいと思います。
今回のことは、我々としては、これを撤回する意思は全くありません。
○
議長(
大関久義君) 以上で
質疑を終わります。
ただいま議題となっております
議案第7号から
議案第27号については、
会議規則第37条第1項の規定により、
議案付託区分表のとおり所管の
常任委員会へ付託いたします。
──────────────────────────
△
議案第28号
令和4年度
笠間市
一般会計補正予算(第12号)
△
議案第29号
令和4年度
笠間市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
△
議案第30号
令和4年度
笠間市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
△
議案第31号
令和4年度
笠間市
介護保険特別会計補正予算(第4号)
△
議案第32号
令和4年度
笠間市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)
△
議案第33号
令和4年度
笠間市立病院事業会計補正予算(第3号)
△
議案第34号
令和4年度
笠間市
水道事業会計補正予算(第3号)
△
議案第35号
令和4年度
笠間市
工業用水道事業会計補正予算(第3号)
△
議案第36号
令和4年度
笠間市
公共下水道事業会計補正予算(第3号)
○
議長(
大関久義君)
日程第3、
議案第28号
令和4年度
笠間市
一般会計補正予算(第12号)から
議案第36号
令和4年度
笠間市
公共下水道事業会計補正予算(第3号)の9件を
一括議題といたします。
審査が終了しておりますので、各
常任委員会の委員長から審査の経過並びに結果について報告を求めます。
初めに、総務産業委員会委員長より報告願います。
委員長安見貴志君。
〔総務産業委員長 安見貴志君登壇〕
◎総務産業委員長(安見貴志君) 今期市議会
定例会において総務産業委員会に付託になりました補正予算に係る
議案について審査の経過並びに結果を、
会議規則第39条第1項の規定に基づき、御報告を申し上げます。
当委員会は、本日午前10時から、執行部より関係部課長等の出席を求め、
議案第28号
令和4年度
笠間市
一般会計補正予算(第12号)の付託
議案の審査を行いました。
審査の過程での主な
質疑等を申し上げます。
初めに、市民生活部市民課所管では、マイナンバーカード発行に伴うQUOカードの交付は国の施策であるとのことだが、何名分を予算計上しているのかとの
質疑に対し、これまでのマイナンバーカードのイベント開催等の実績を考慮し、3,300枚を想定し、計上しているとの答弁がありました。
次に、産業経済部農政課所管では、新規就農者育成総合対策事業補助金の減額について、新規就農者は増えたとのことだが、申請件数が減となった理由は何かとの
質疑に対し、新規就農者は過去5年間で70名以上の方が新規就農している、この件については、国の制度改正に伴い、新規就農者が減になったものではないとの答弁がありました。
また、申請方法に変更があったのかとの
質疑に対し、生活に関する費用と機械に関する費用が分かれての申請であったものが、制度改正に伴い総合的な事業に変更になったためであるとの答弁がありました。
次に、討論でありますが、マイナンバーカードの普及促進に関連する予算計上があるため反対するとの反対討論がありました。
以上のような審査を踏まえ、総務産業委員会に付託になりました
議案第28号については、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上が、当委員会に付託になりました
議案の審査の経過と結果であります。議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
大関久義君) 次に、教育福祉委員会委員長より報告願います。
委員長
坂本奈央子君。
〔教育福祉委員長
坂本奈央子君登壇〕
◎教育福祉委員長(
坂本奈央子君) 今期市議会
定例会において、教育福祉委員会に付託になりました補正予算に係る
議案について審査の経過並びに結果を、
会議規則第39条第1項の規定に基づき、御報告申し上げます。
当委員会は、本日午前10時から、執行部より関係部課長等の出席を求め、
議案第28号のほか4件の付託
議案の審査を行いました。
審査の過程での主な
質疑等を申し上げます。
初めに、
議案第28号
令和4年度
笠間市
一般会計補正予算(第12号)では、高齢福祉課所管の敬老事業について、節目年齢の方に贈呈する記念品代の減額理由に関する
質疑があり、記念品の購入に際しては品質を落とさないよう留意し、適切な契約をしてほしいと要望しました。
次に、健康医療政策課所管の新型コロナウイルス予防接種による健康被害給付費について健康被害の件数についての
質疑があり、
笠間市では、ワクチン接種後の状態観察中に体調不良を訴え搬送された案件が1件あり、給付の対象となったとの答弁がありました。
また、HPVワクチン任意接種補助金について、積極的勧奨後の申請状況に関する
質疑があり、1月末時点で16回分の支出となっているとの答弁がありました。
次に、おいしい給食推進室の所管の光熱水費の高騰に伴う増額補正について、食材費の高騰に対する補正は行わないのかとの
質疑があり、賄い材料費は、既に給食費負担軽減事業で6月と11月に補正を行っているとの答弁がありました。
次に、図書館所管のパート報酬の減額について、会計年度任用
職員の休暇の原因、期間等の
質疑がありました。
このほか、
議案第29号
令和4年度
笠間市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、
議案第30号
令和4年度
笠間市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)、
議案第31号
令和4年度
笠間市
介護保険特別会計補正予算(第4号)、
議案第33号
令和4年度
笠間市立病院事業会計補正予算(第3号)については、執行部からの詳細な説明をもって了承した次第であります。
以上のような審査を踏まえ、全ての
議案について、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上が当委員会に付託になりました
議案の審査の経過と結果であります。議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、報告といたします。
○
議長(
大関久義君) 次に、建設土木委員会委員長より報告願います。
委員長益子康子君。
〔建設土木委員長 益子康子君登壇〕
◎建設土木委員長(益子康子君) 今期市議会
定例会において、建設土木委員会に付託になりました補正予算に係る
議案について審査の経過並びに結果を、
会議規則第39条第1項の規定に基づき、御報告申し上げます。
当委員会は、本日午前10時から、執行部より関係部課長等の出席を求め、当委員会に付託になりました
議案第28号外4件の付託
議案の審査を行いました。
審査の経過での主な
質疑、意見等及び審査結果について御報告申し上げます。
初めに、
議案第28号
令和4年度
笠間市
一般会計補正予算(第12号)でありますが、都市建設部都市
計画課所管では、宅地創出事業に係る予算の算出根拠はとの
質疑に対し、市内宅地開発の過去3年間の実績を基に、その中の最大値を採用し、予算化したとの答弁がありました。
次に、
議案第34号
令和4年度
笠間市
水道事業会計補正予算(第3号)については、宅地開発行為に伴い水道加入金の増加した件数はとの
質疑に対し、
令和4年度においては約100件程度の増加が見込まれているとの答弁がありました。
次に、
議案第36号
令和4年度
笠間市
公共下水道事業会計補正予算(第3号)については、資材や原料等の高騰により影響を及ぼした工事箇所はあるのかとの
質疑に対し、資材等の納品などの遅れはなく、予定していた工事の
進捗状況は順調であるとの答弁がありました。
また、
議案第32号
令和4年度
笠間市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)、
議案第35号
令和4年度
笠間市
工業用水道事業会計補正予算(第3号)については、執行部からの詳細な説明をもって了承した次第であります。
審査の結果、当委員会に付託になりました全ての
議案は、全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上が当委員会に付託されました
議案の審査の経過及び結果であります。議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、報告といたします。
○
議長(
大関久義君) 以上で各
常任委員会委員長の報告が終わりました。
これより委員長報告に対する
質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
大関久義君)
質疑を終わります。
次に、討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許可いたします。
14番
石井 栄君の発言を許可いたします。
〔14番
石井 栄君登壇〕
◆14番(
石井栄君) 14番、
日本共産党の
石井 栄です。
議案第28号
令和4年度
笠間市
一般会計補正予算(第12号)に、反対の立場で討論いたします。
この補正予算には、医療、福祉、それから農業など、民生分野での大切な予算もたくさん含まれており、それらには賛成であります。
しかし、次の点が特に問題であると考えます。
一つは、電算
管理費に
委託料200万円、これは人材派遣
委託料として200万円が計上されているわけで、これはマイナンバーカード発行のために、本所、
笠間支所、岩間支所に派遣
職員を送るための費用との説明がありました。また、戸籍住民台帳費の消耗品費として343万2,000円が計上されており、これはマイナンバーカード発行に伴い、QUOカード3,300枚分の費用との説明を受けました。
マイナンバーカードについては、一括
管理ではなく分散
管理するなどの安全対策が取られており、一定の対策になっていると言われておりますけれども、同じカードに搭載されている個人を認証する仕組み、発行番号が別途使用されており、マイナンバーと同様の個人識別能力があり、これが別の法律に基づいて利用規制が特段かかっていない。政府はこの発行番号を顧客データとひもづけて使うことを民間業者に推奨しており、個人データが勝手に蓄積されるのを止められないという専門家の意見もあります。また、匿名、加工情報の利活用など問題の点も含めて、個人情報の保護が適切にヨーロッパ並みにされているとは思えないという意見が多くあります。政府の個人情報保護委員会も、自治体による民間
委託でも多くの個人情報の流出やそのおそれが指摘されており、個人情報保護に対する国の措置の信頼性は高くないものと考えます。
このようなわけで、この点について反対を申し上げます。議員の皆さんには御理解いただきたくお願い申し上げまして、反対討論といたします。御清聴ありがとうございました。
○
議長(
大関久義君) 討論を終わります。
これより1件ごとに採決いたします。
初めに、
議案第28号
令和4年度
笠間市
一般会計補正予算(第12号)を採決いたします。
この採決は採決システムにより行います。
本件に対する委員長の報告は可決すべきものであります。
本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方はボタンを押してください。
賛成の方は、マイクのボタンが赤く点灯しているか確認してください。
〔賛成者ボタン押下〕
○
議長(
大関久義君) 確認漏れはございませんか。
採決を確定いたします。
投票総数21、賛成19、反対2。賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、
議案第29号
令和4年度
笠間市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決すべきものであります。
本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
大関久義君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、
議案第30号
令和4年度
笠間市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決すべきものであります。
本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
大関久義君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、
議案第31号
令和4年度
笠間市
介護保険特別会計補正予算(第4号)を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決すべきものであります。
本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
大関久義君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、
議案第32号
令和4年度
笠間市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決すべきものであります。
本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
大関久義君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、
議案第33号
令和4年度
笠間市立病院事業会計補正予算(第3号)を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決すべきものであります。
本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
大関久義君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、
議案第34号
令和4年度
笠間市
水道事業会計補正予算(第3号)を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決すべきものであります。
本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
大関久義君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、
議案第35号
令和4年度
笠間市
工業用水道事業会計補正予算(第3号)を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決すべきものであります。
本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
大関久義君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
次に、
議案第36号
令和4年度
笠間市
公共下水道事業会計補正予算(第3号)を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決すべきものであります。
本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
大関久義君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
△
議案第37号
令和5年度
笠間市
一般会計予算
△
議案第38号
令和5年度
笠間市
国民健康保険特別会計予算
△
議案第39号
令和5年度
笠間市
後期高齢者医療特別会計予算
△
議案第40号
令和5年度
笠間市
介護保険特別会計予算
△
議案第41号
令和5年度
笠間市
介護サービス事業特別会計予算
△
議案第42号
令和5年度
笠間市立病院事業会計予算
△
議案第43号
令和5年度
笠間市
水道事業会計予算
△
議案第44号
令和5年度
笠間市
工業用水道事業会計予算
△
議案第45号
令和5年度
笠間市
下水道事業会計予算
○
議長(
大関久義君)
日程第4、
議案第37号
令和5年度
笠間市
一般会計予算から
議案第45号
令和5年度
笠間市
下水道事業会計予算の9件を
一括議題といたします。
議案の説明は既に終了しておりますので、これより
質疑に入りますが、通告がありませんでしたので
質疑を終わります。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第37号から
議案第45号については、委員会
条例第6条第1項及び第2項の規定により、9名の委員で組織する予算特別委員会を
設置し、これに付託して審査したいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
大関久義君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
さらにお諮りいたします。
ただいま
設置されました予算特別委員会委員の選任につきましては、委員会
条例第8条第1項の規定により、2番酒井正輝君、3番河原井信之君、4番鈴木宏治君、5番
川村和夫君、6番
坂本奈央子君、8番内桶克之君、10番益子康子君、14番
石井 栄君、18番石松俊雄君、以上9名を指名したいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
大関久義君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました9名の諸君を予算特別委員会委員に選任することに決定しました。
──────────────────────────
△散会の宣告
○
議長(
大関久義君) 以上で本日の
日程は全て終了いたしました。
次の本
会議は、3月13日午前10時に開会いたします。
なお、この後、直ちに予算特別委員会を開きますので、委員の方は全員協議会室に御参集願います。また、予算特別委員会終了後に議会
運営委員会を開催いたしますので、委員の方は委員会室に御参集願います。
本日はこれにて散会いたします。
御苦労さまでした。
午後2時55分散会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する
笠間市議
会議長 大 関 久 義
署 名 議 員 川 村 和 夫